ランクルFJ 新型2025年新モデル復活したのか?

目次

STEP1|FJが帰ってきた!2025年モデルが背負う“伝説”とは?

「FJが帰ってきた」──そう聞いて、胸が高鳴ったランクルファンは少なくないはず。
2025年、ついにあの“丸目ランクル”が復活する。しかも、ただの懐古趣味じゃない。歴代の魂をしっかり受け継ぎつつ、現代の道を走るために進化して帰ってきたのだ。

■ FJクルーザーとは何だったのか?消えた名車の記憶

そもそも「FJクルーザー」とは何だったのか。
その答えを一言で表すなら「遊び心の塊」。2006年に北米市場で登場し、日本では2010年から販売がスタート。レトロな丸目ヘッドライト、がっしりしたスクエアボディ、そしてバックドアに貼られた大きな“TOYOTA”ロゴ。ランドクルーザー40系の意匠を現代風にアレンジし、個性的すぎるほどのデザインでクルマ好きの心を掴んだ。

しかし2018年、惜しまれつつも生産終了。安全基準の変化や販売台数の低下が理由とされるが、その“らしさ”を愛していたファンたちにとっては、大きな喪失感を残した。

■ なぜ今、FJは復活したのか?

ではなぜ、2025年になって“あのFJ”が帰ってきたのか。
トヨタの戦略に変化があったのは間違いないが、その背景には、世界的なレトロ回帰と個性回帰の波がある。

かつて「見た目で車を選ぶのは邪道」だったが、今や“好きなデザインを選ぶ”のは当たり前。特にSUV市場では、ジムニーやラングラーのようなキャラ立ちした車種が売れている。この流れの中で、「FJ=ファンの記憶に残る車」が再評価され、トヨタも“再挑戦”を決意したのだ。

そしてもう一つ──ランクルブランドの再編が影響している。
250系、70系の再販売、そして「プラド」という名称の終了。それに続く形でのFJの復活は、“ランクルの多様性”を保つためのピースとしても重要な意味を持っている。

■ ランクルファンにとっての“FJ”という存在価値

FJは、王道の「ランクル」とはちょっと違う立ち位置にある。
ランドクルーザーは、そもそも“無敵の走破性”や“世界で信頼される耐久性”を誇る本格SUV。その中でFJは、性能よりもキャラ立ちと遊び心に全振りした異端児だった。

だからこそ、FJを好きな人には共通点がある。
・「他人と同じ車じゃつまらない」
・「カスタムして“自分だけの1台”に仕上げたい」
・「機能より“気分”でクルマを選びたい」

そんな“感覚派”のクルマ好きにとって、FJは唯一無二の存在だったのだ。
2025年型にも、この“感性に刺さる魅力”がどれだけ残されているか──ここが最大のポイントになる。

■ デザインDNAは受け継がれているのか?

公開されている画像やコンセプトモデルを見ると、新型FJはやはり“わかっている”。
丸目ヘッドライトにオフロード感むき出しのボディ。直線基調のゴツゴツしたデザインは健在で、「今の車はどれも似たような顔ばっかり」と思っていた人には、確実に刺さる。

ただし、まんまレトロなだけではないのが今回の肝。
LEDライトや現代風のグリル処理、ナビ周りの装備など、過去のオマージュと現代性のバランスが取れている。
FJファンはもちろん、過去モデルを知らない若い世代にも「これはカッコいい」と思わせる作りになっているのだ。



STEP2|新型FJのスペック、正直どう?走破性・デザイン・サイズ感を本音レビュー

FJが“帰ってきた”とはいえ、実際に買うかどうかはスペック次第。
見た目がカッコよくても、走らなければ意味がないし、逆に中身が優秀でも魂がなければFJじゃない。では2025年のFJは、その両方を備えているのか?
ここでは、現時点でわかっている情報をもとに“ランクルファン視点”で本音レビューしていこう。


■ エンジンは“パワー派”?それとも“燃費派”?

搭載されると噂されているのは、2.4Lターボハイブリッド。
「おいおい、FJにハイブリッドって、らしくないんじゃ…?」と思う人もいるかもしれない。だけど、実はこれはめちゃくちゃアリ。

理由はシンプル。トルクが太いからだ。
モーターアシストが加わることで、低速域でも力強く、街中やオフロードでもモタつかない。しかも燃費も良い。昔のFJは燃費がネックだったけど、新型ではそれが大幅に改善されそうだ。

一方で、「やっぱり自然吸気V6じゃなきゃ…」という声もあるだろう。
だけど今の時代、環境性能とバランスを考えると、FJにも“進化”は必要だった。パワーだけじゃなく、静かさ・滑らかさ・効率という部分でも、新型は確実にレベルアップしている。


■ デザインは過去最高に“FJらしい”?

2025年型FJの見た目、正直言ってめちゃくちゃFJしてる
丸目×台形ボディ、直線的なバンパー、背面スペアタイヤなど、旧型FJファンなら思わず「そうそう、これこれ!」とうなずいてしまうポイントが満載だ。

しかも単なる懐古主義ではなく、LEDヘッドランプや先進装備など、“今っぽさ”も絶妙にミックスされている
まさに“令和のFJクルーザー”。ジムニーやラングラーのような“雰囲気系SUV”に惹かれる人にも刺さるはずだ。

気になるカラー展開についても、往年の2トーンやサンドベージュ、マットグレー系のカラーが復活しそうな気配。これも「わかってる」演出。


■ 走破性はどう?「本気の遊び」ができる足回り

ランクルFJと言えば「見た目だけじゃない」タフな性能も魅力だった。
新型も、ラダーフレーム採用+フルタイム4WDという骨太な構成が予想されており、岩場・泥道・雪道など、どんなシチュエーションでもガシガシ走れるポテンシャルは継承されているようだ。

サスペンションは新世代ランクル250系と共通になる可能性があり、悪路性能だけでなく、舗装路での安定感・乗り心地も高水準。
オフロード初心者でも安心して「ちょっと林道まで」なんて冒険ができそうだ。

さらに、最新の運転支援機能や安全装備も充実しており、“不器用だけど愛されるやつ”から、“頼れる相棒”に進化している印象。


■ サイズ感は絶妙?“デカすぎないランクル”としての存在意義

現行ランクル300は全長5m超え。はっきり言って、日本の街中では扱いづらい。
その点、新型FJは全長4.7m前後になると見られており、「デカすぎず、小さすぎず」の絶妙なサイズ感。
ジムニーよりは大きく、プラドや250よりはコンパクト。つまり、**“ちょうどいいランクル”**だ。

日常使いも視野に入れたこのサイズは、アウトドアだけでなく普段の通勤や買い物でも使いやすい。
特に都市部に住むランクルファンにとっては、これ以上ない“現実解”になりそうだ。


■ 総評:スペックだけ見ても「これはアリ」

パワートレイン、走破性、デザイン、サイズ感──どれをとっても「らしさ」を失わずに進化している。
「スペックが今風になると、FJの良さがなくなるんじゃ?」という不安を抱いていた人も、実車を見ればその考えが変わるかもしれない。

まとめると、

  • 遊べる走破性
  • カッコよさと実用性の共存
  • 手の届くサイズ感
  • そして、ハイブリッドという現代的進化

これらを備えた2025年型FJは、“ただの復刻版”ではなく、“FJというジャンルの再定義”とも言える存在だ。



STEP3|価格は高い?安い?気になる“コスパ”を旧FJ&他ランクルと比べてみた

「結局、いくらすんの?」
FJが復活すると聞いて、真っ先に気になったのがこの部分じゃないだろうか。
デザインがカッコよくても、性能が良くても、価格とのバランス=コスパが悪ければ買う気は起きない。

そこでこの章では、現時点での予想価格をベースに、旧型FJや兄弟車、ライバル車たちと比較しながら、「新型FJ、果たして“買い”なのか?」を徹底的に検証してみよう。


■ 新型FJの予想価格は400万〜500万円台?

正式な価格はまだ未発表だが、国内メディアや自動車業界の見立てでは450万〜500万円前後が有力。
もしこれが事実だとすると、かつてのFJクルーザー(350万前後)よりは確実に高くなっている。

「FJってもっと安いイメージだったのに…」と思うかもしれないが、ここで重要なのが中身とのバランスだ。

今回のFJは、

  • 最新の安全装備
  • ハイブリッドパワートレイン
  • 高剛性ラダーフレーム
  • 多機能なインフォテイメント系統
    …など、装備が明らかに“現代仕様”。
    つまり、ただの「レトロ風SUV」ではなく、“ガチなプレミアムコンパクトランクル”になっているというわけだ。

■ 旧FJクルーザーとの価格ギャップはあるが…

2010年〜2018年に日本で販売されていたFJクルーザーの新車価格は約325万円〜。
「え、100万以上高くなるの…?」と思うかもしれない。

でも思い出してほしい。あの頃のFJは、

  • 自動ブレーキ無し
  • 燃費リッター8〜9km程度
  • インテリアはほぼ“業務用”感

だった。
つまり“味はあるけど、機能はそこそこ”な存在。それを今の時代のクルマ基準でリファインしたら…そりゃ価格も上がる。

むしろ、新型FJは“価格が上がっても納得できる理由”がちゃんと揃っている。
それは、コスパ評価の重要な条件でもある。


■ ランクル250や70系と比べてどう?

ここで他のランクル系と比較してみよう。

  • ランドクルーザー250(プラド後継):約520〜630万円
  • ランドクルーザー70(再販版):約480万円前後
  • 新型FJ(予想):約450〜500万円

この価格帯を見ると、新型FJはちょうど70と250の“すき間”を埋める存在になっているのがわかる。
250は装備もサイズも豪華寄り、70は武骨で実用一点張り。その中間に「ちょうどいい“遊び車”」が欲しい人にとって、新型FJは絶妙なポジションだ。

特に、70系を狙っていたけど「もうちょい快適さ欲しいな…」と感じていた層にとっては、新型FJのコスパは非常に魅力的に映るはずだ。


■ ライバルSUVとも比べてみよう

じゃあ、ランクル以外の選択肢と比べたらどうなるのか?
よく比較される“キャラ立ち系SUV”たちの価格はこうだ。

  • スズキ ジムニーシエラ:約210〜250万円
  • フォード ブロンコ(並行輸入):約700〜850万円
  • ジープ ラングラー:約540〜780万円

新型FJは、ジムニーより上、ブロンコやラングラーよりやや安いという価格帯。
つまり、“本格感”と“買いやすさ”のちょうど中間に位置する存在。

この価格設定は、じつに戦略的だ。
「ジムニーだとちょっと物足りないけど、ラングラーは高すぎる…」という人にとって、FJはベストバイに見える。


■ 維持費・リセール・カスタム性も含めて考えると?

  • ハイブリッド搭載による燃費の向上(=燃料代の節約)
  • 最新車ゆえのエコカー減税適用の可能性
  • ランドクルーザー系の高いリセールバリュー
  • 社外パーツの充実によるカスタムの自由度

これらをトータルで考えると、FJの価格は「高く見えるけど、維持しやすいクルマ」である可能性が高い。
初期投資こそあるものの、数年乗って手放す時のリターンも視野に入れると、“実質的なコスパ”はかなり高めといえる。


■ 結論:「高いけど、納得できる」──それが新型FJの価格

高いか? 安いか?という質問に対しての答えはこうだ。

「安くはない。でも、“FJとしての価値”を考えれば、十分に妥当」

むしろ、「価格よりも“どう遊ぶか”で価値が決まるクルマ」
それがFJクルーザーだ。

デザインに惚れた人、カスタムしたい人、ランクルの走破性を求める人──
この価格は、そうした人たちにとっては十分に“買う理由”になるだけの内容を持っている。



STEP4|カスタム欲、くすぐるか?新型FJと相性のいいパーツ&スタイル案

FJクルーザーといえば、**「カスタムしてナンボ」**のクルマ。
純正のままでも充分に個性派だけど、そこから“自分だけのFJ”に育てていく楽しさこそが、この車の真骨頂だ。
そして2025年の新型FJも、どうやらそのDNAをしっかり受け継いでいるらしい。

この章では、FJ好きの心をくすぐるカスタム案やパーツ選び、カスタムのはじめ方までを一気に紹介していく。


■ そもそも、FJってカスタム素材として最高なんよ

まず言いたいのはこれ。
FJほどカスタム映えするSUVはそうそうない。

なぜか?
答えは明快。「クセが強い」から。

無骨なデザイン、広いフェンダー、直線的なボディライン──。
つまり“いじりがい”がある。
しかも、ベースの完成度が高いから、ちょっとしたパーツでも効果がデカい。
ライトカスタムでも劇的に雰囲気が変わるのだ。


■ 新型FJに似合いそうなカスタムスタイル4選

1. 王道アウトドア系(オーバーランダー風)
ルーフラック+LEDライトバー+スチールバンパー。
荷物を積んで、キャンプ場にそのまま突っ込むような“遊び全開仕様”。

2. レトロ風味を強調するクラシック路線
ホワイトレタータイヤ+鉄チン風ホイール+ツートンボディラッピング。
あえて現代風じゃなく、FJ40を意識したスタイルに振るのもアリ。

3. ストリート系・都会派カスタム
ローダウン風サスペンション+ブラックアクセント+スモークテール。
「FJってこんなシックになるの?」というギャップ狙いのスタイル。

4. 本格オフロード仕様(ガチ勢)
リフトアップ+マッドタイヤ+スキッドプレート+スノーガード。
「道なき道を走る」ためのハード装備で固めた上級仕様。

新型FJは、丸目×四角ボディという強烈な個性があるから、どの路線でも“それっぽく”キマるのが特徴だ。


■ 注目パーツピックアップ:これは絶対ハマる!

カスタムの入り口としてオススメしたい、「鉄板パーツ」たちをいくつか紹介しよう。

  • ルーフラック
    アウトドアギア積載用。高い位置に道具を積むだけで、見た目も一気に冒険モードに。
  • オールテレーンタイヤ(A/T)
    見た目がワイルドに。ジオランダーやBFグッドリッチなどとの相性が抜群。
  • フロントバンパーガード or スチールバンパー
    安全性+イカつさUP。オフ感を演出するならまずここから。
  • リアラダー(はしご)
    デザインアクセントにもなるし、ルーフアクセスも便利に。
  • ルーフトップテント
    FJを“動く別荘”に変える魔法のアイテム。キャンプ好きにはたまらない。

新型FJは構造的にもカスタム対応力が高そうで、アフターパーツ市場の盛り上がりも期待できる。


■ 純正のままでも“映える”理由

とはいえ、「カスタムってお金かかるし…」という人もいるはず。
安心してほしい。新型FJは、ノーマルでもかなり“絵になる”クルマだ。

  • 無骨なフェンダー
  • 丸目+直線グリル
  • 個性的なカラー展開
  • 背面タイヤ

これらが全部揃ってるSUVなんて、ほとんど存在しない。
街中で見かけるだけで「おっ」と目を引く存在感がある。

つまり、**「いじらなくてもカッコいい。いじったらさらにヤバい」**という理想のバランスがあるのが、FJの強み。


■ これから始める人向け:カスタムの入り口ガイド

「興味はあるけど、何からやればいいかわからん…」
そんな人向けに、まずはこれから始めようリスト。

  • 第1歩:ホイール&タイヤ交換
    簡単・効果大・自己満足度MAX。
  • 第2歩:ルーフキャリア or サイドステップ
    “いじってる感”が出やすい&実用性もアップ。
  • 第3歩:グリル or フロントマスクカスタム
    FJは顔が命。ここを変えると「おおっ!」と驚かれる。
  • 番外編:ステッカーチューン&ラッピング
    安価でイメチェンできる。センス次第でプロっぽくなる。

まずは1ヶ所から。FJは“足す楽しさ”を教えてくれるクルマだ。


■ まとめ:FJは「育てる車」である

新型FJは、ノーマルで乗っても楽しい。
だけど、カスタムを始めた瞬間、「自分だけのFJ」が完成していく過程が始まる。
これは、他のどんな車とも違う、FJならではの魅力だ。

走りも良し、見た目も良し、カスタムしてさらにヨシ。
まさに**“趣味として成立する車”**。
FJは、買って終わりじゃなく、「買ってからが本番」なクルマなのだ。



STEP5|ライバル車、何と比べる?ジムニー・ブロンコ・ラングラーと徹底比較!

FJクルーザーが2025年に復活する──と聞いて、ジムニーやラングラー、フォードのブロンコなどが頭に浮かんだ人は多いはず。
なぜなら、“キャラの立ったSUVたち”がひしめく戦場に、FJは再び挑むことになるからだ。

この章では、FJがぶつかるであろうライバルたちと比べながら、**「結局どれを選ぶべきか?」**というリアルな視点で語っていこう。


■ 比較対象となるライバルたち

まずは、FJとよく比較されるであろう“個性派SUV”たちの顔ぶれを見てみよう。

車名価格帯全長駆動方式特徴
スズキ ジムニーシエラ約210万〜250万円約3.55mパートタイム4WD軽ベースだが本格オフローダー
ジープ ラングラー約540万〜780万円約4.8m〜5.0mパートタイム4WD武骨なルックスと悪路性能が売り
フォード ブロンコ(並行輸入)約700万〜850万円約4.8m前後4WD北米の本格SUV、唯一無二の存在感
トヨタ FJクルーザー(新型)約450万〜500万円(予想)約4.7m前後フルタイム4WD?デザインと走破性のバランスが魅力

こうして並べてみると、新型FJは「ラングラーとジムニーの中間」、「ブロンコよりは買いやすい」という**“価格とサイズのちょうどいいところ”**にポジションを取っているのがわかる。


■ ラングラーとの違い:「本格」より「ちょうどいい」

ラングラーは言わずと知れた“ガチな四駆”。悪路性能は申し分なし。
ただし、車幅が広く(1.8mオーバー)、街中での取り回しや燃費、維持費の高さがネックになりやすい。

一方でFJは、**「それなりに走れて、それなりに快適」**というちょうどいい落とし所。
オフ性能だけに振り切るのではなく、日常使いとのバランスを取りにきている。

「ラングラーに憧れるけど、正直そこまでガチじゃなくていい」という人には、新型FJはかなりしっくりくるはず。


■ ブロンコとの違い:存在感は互角、価格はFJに軍配

ブロンコは北米で超人気の“伝説復活SUV”。そのカリスマ性はFJと同レベル。
ただし日本では正規販売がなく、**並行輸入+高価格(700万〜)**というハードルがある。

「ブロンコは欲しいけど、手が届かない…」という層にとって、FJはまさに**“現実的な代替案”**になり得る。
デザインの方向性も近く、“レトロ×モダン×無骨”という文脈で共通点が多い。


■ ジムニーとの違い:ミニ四駆感 vs 中型SUV感

ジムニーは日本での売れ筋だが、「2ドア・軽ベース」という制約もある。
一方FJは4ドア、室内も広く、走行性能もひとクラス上。

ジムニーの魅力はコンパクトさと可愛さだけど、「見た目の迫力」「積載力」「走りのゆとり」ではFJが上回る。
“ジムニーにちょっと物足りなさを感じていた人”には、FJのサイズと雰囲気は刺さるはず。


■ ライフスタイル別:どれが向いてる?

ライフスタイル向いてる車種
都市部の通勤&週末キャンプFJクルーザー or ジムニー
本気のオフロード遊びラングラー
アメリカンカルチャーにどっぷりブロンコ
カスタムで遊びたい・個性重視FJクルーザー or ラングラー

FJは「バランス型」。
特化はしていないが、**“全体がちょうどいい”**からこそ、幅広い層に対応できる。


■ 結論:FJのライバルは“全部”だけど、“唯一無二”でもある

ラングラーほどガチじゃない。
ジムニーほど小さくない。
ブロンコほど高くない。

そのすべての「ちょうど真ん中」にいるのがFJ。
しかも、「ランクルブランド」という信頼感とリセールの強さまで背負っている。

だからこそ、FJは「比較して選ぶ車」というより、
「自分の感性に刺さるかどうか」で選ぶ車なのかもしれない。



STEP6|結論:どんな人に刺さる?2025年FJを選ぶべき「リアルな理由」

ここまで見てきたように、2025年のFJクルーザーは“見た目だけの復活”ではなく、中身もしっかりアップデートされた本気のランクルだ。
けれど──じゃあ、実際に「誰がこのクルマを買うべきなのか?」という問いには、まだ答えていない。

この章では、スペックや価格、ライバル比較などを踏まえた上で、FJが本当に刺さるユーザー像を浮き彫りにしていく。
あくまで「机上の理想論」ではなく、**“リアルな生活の中でFJを楽しめる人”**を想定した話をしていこう。


■ ケース1:週末はアウトドア、でも平日は都内を走る人

FJは“オフロードも走れる街乗りSUV”だ。
リフトアップしても高速走行にストレスがないし、燃費もハイブリッドで改善。
5ナンバーサイズじゃないけれど、大きすぎないから狭い道でもストレスは少ない。

  • 平日は通勤や買い物
  • 休日はキャンプや釣り
  • 冬はスノーボードやスキーにも行きたい

こんな「趣味も生活も両立したい」人にとって、FJはバランスのいいパートナーになる。


■ ケース2:「クルマ選び=自己表現」と考える人

「みんなが選ぶ車はつまらない」
「好きなモノに囲まれて生きていたい」
そんな“感性重視派”にとって、FJは持ってるだけで満足できるアイテムだ。

他人の評価より、自分の“好き”を優先できるタイプ──
つまり、“クルマは道具じゃなく、スタイルだ”と思える人。
このタイプにとって、FJはただの移動手段ではなく、“自分の一部”になり得る。


■ ケース3:カスタムを楽しみたいが、ベース車で迷ってる人

カスタム欲はあるけど、何をベースにすればいいかわからない──そんな人にもFJは刺さる。
なぜならFJは、ノーマルでも存在感があり、いじるほどに味が出る稀有な車だから。

  • ジムニーだと少し小さい
  • ラングラーは高いし維持が大変
  • プラド系は真面目すぎる

そんな中で「FJ」という選択肢は、**“遊び心と信頼性のちょうど真ん中”**にある。
特に「最初のカスタムベース車」としては、文句なしにオススメ。


■ ケース4:旧FJに憧れていたけど、タイミングを逃した人

2010年〜2018年に日本で販売されていた旧型FJ。
「あのとき買っておけばよかった」と思っていた人にとって、今回の復活は**願ってもない“リベンジチャンス”**だ。

もちろん旧型と新型は違う部分もある。
だけど、あの“丸目+スクエア+背面タイヤ”の空気感は、しっかり継承されている。
むしろ、現代的に進化したことで「今こそベストなFJ」と言えるかもしれない。


■ FJに向かない人って?

逆に、あえて言おう。
FJは万人向けの車ではない。
こんな人には、たぶんFJは刺さらない。

  • 走行性能やスペックにしか興味がない人
  • 誰とも被らない車より「売れてる車」を選びたい人
  • カスタムや車いじりに興味がない人
  • 室内の広さやファミリー向けの快適性を最優先する人

そう、FJは“クセが強い”。
けれど、そのクセが好きな人にはどハマりする
だからこそ「合う人にとっては、最高の相棒」なのだ。


■ 最後に:FJを選ぶということは、“自分のスタイルを肯定する”ということ

FJは、数字じゃ測れない魅力がある。
スペックや燃費や装備だけを並べたら、もっと優秀な車はあるかもしれない。
でも──それでもFJを選ぶ理由は、“自分が好きだから”、それで十分じゃないだろうか?

  • 走りもそこそこできる
  • 見た目も最高にカッコいい
  • いじっても面白い
  • 売るときも強い(ランクルの血筋)

そんなFJは、“ロジックだけじゃ語れない一台”だ。
そしてそれこそが、2025年のFJが多くの人に「刺さる理由」でもある。


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