エルグランドフルモデルチェンジ 2025 全貌と注目ポイント

2025年10月15日

エルグランドフルモデルチェンジはいつ？公開スケジュールと開発の背景

2025年秋、ついに日産「エルグランド」が約15年ぶりのフルモデルチェンジを迎えます。
新型エルグランドは、2025年10月開催の「ジャパンモビリティショー2025」で世界初公開される見通しです。これは、長年のファンにとって待望の瞬間といえるでしょう。

15年ぶりの刷新、その背景にある日産の戦略

現行エルグランド（E52型）は2010年に登場し、長期間にわたりマイナーチェンジを重ねながら販売が続けられてきました。しかし、ライバルであるトヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」が次々とモデルチェンジを果たす中、販売面では苦戦が続いていました。

そのような状況の中で、日産はブランド再構築の一環として「高級ミニバン市場の再挑戦」を掲げています。新型エルグランドは、日産が誇る電動パワートレイン技術「第3世代e-POWER」を採用し、ラグジュアリー性と走行性能の両立を狙うモデルとして開発されています。

開発のキーワードは「静粛・上質・先進」

新型エルグランドの開発テーマは、「静粛性の極み」と「上質な移動空間」。最新の防音技術やシート構造を採用し、家族やビジネスユースでも快適に過ごせる車内環境を目指しているとされています。
また、電動化だけでなく、日産の先進運転支援システム「プロパイロット2.5」の搭載も有力視されており、より安全でストレスの少ないロングドライブが期待できます。

初公開イベントと販売時期の予想

新型エルグランドは、2025年10月のモビリティショーで初披露された後、年内もしくは2026年初頭に正式発売される可能性が高いとみられています。
生産は日産の栃木工場が担当し、初期ロットは日本市場向けに限定される見込みです。
今後は北米・中東市場への展開も検討されており、「グローバルラグジュアリーミニバン」としての復権が期待されています。

まとめ：
新型エルグランドは、長い沈黙を破り2025年に再び高級ミニバン市場へ挑みます。電動化と高級感を両立した「新世代ラグジュアリーミニバン」として、再び注目を集める存在になるでしょう。

新型エルグランドのデザインはどう変わる？外装・内装の最新情報

フルモデルチェンジを迎える新型エルグランドは、デザイン面でも大きな進化を遂げるとみられます。
現行モデルの重厚感を継承しつつも、最新の日産デザイン言語「Vモーショングリル」をより洗練された形で採用。フロントフェイスからサイドラインにかけて、一目で“高級ミニバン”と分かる存在感を放ちます。

外装デザイン：高級感とダイナミズムを両立

新型エルグランドでは、LEDヘッドライトとシームレスなグリルデザインを組み合わせ、よりワイドで力強い印象を演出しています。
また、ボディラインは空力性能を重視した滑らかな形状となり、走行安定性と燃費性能の向上にも寄与しています。

フロント：薄型LEDヘッドライト＋大型メッキグリル
サイド：サッシュレス風デザインで伸びやかなシルエット
リア：一文字LEDテールランプを採用予定

これらのデザイン要素により、従来の「高級感」だけでなく「モダンで未来的」な印象を強めています。

内装デザイン：上質素材と快適性を極めたキャビン

新型エルグランドの内装は、「静けさとおもてなしの空間」がテーマ。
本革シート、アンビエントライト、木目調パネルなどを採用し、プレミアムSUVに匹敵するラグジュアリー性を実現しています。
特に2列目には「VIPシート」仕様が設定され、オットマン・ヒーター・ベンチレーション機能などを搭載。長距離移動でも疲れにくい快適設計となっています。

メーターパネル：12.3インチフルデジタルディスプレイ
センターコンソール：大型タッチディスプレイ＋無線CarPlay対応
シート素材：プレミアムナッパレザー／耐久性高い合皮仕様も選択可能

静粛性と使い勝手の両立

エルグランドの持ち味である“静粛性”は、さらに磨かれています。
最新の遮音ガラスと制振材を採用し、エンジンノイズやロードノイズを大幅に低減。
また、電動スライドドアやフラットフロア構造によって乗降性も改善され、ファミリー層からビジネスユーザーまで幅広く対応可能です。

まとめ：
新型エルグランドは、外装・内装ともに「高級感×先進性」を徹底追求した仕上がりが予想されます。
特にインテリアの質感と静粛性は、ライバル車を上回る完成度になる可能性が高く、上質な“移動空間”を求める層に強く響くモデルになるでしょう。

新型エルグランドの性能は？第3世代e-POWERと最新技術を徹底解説

フルモデルチェンジによって、新型エルグランドは日産の最新電動技術「第3世代e-POWER」を搭載するとみられています。
これにより、静粛性・加速性能・燃費のすべてが従来モデルから大きく進化。高級ミニバンにふさわしい走りを実現するでしょう。

第3世代e-POWERとは？

e-POWERは、エンジンを発電専用に使用し、モーターのみで走行する電動駆動システムです。
新世代では、発電効率を向上させた1.5L VCターボエンジンと高出力モーターを組み合わせ、よりスムーズで力強い加速を実現します。

エンジン：1.5L VCターボ（可変圧縮比エンジン）
モーター出力：約190ps前後（予想）
燃費性能：WLTCモードで17〜19km/L程度を想定
駆動方式：FF／4WDの2タイプを展開

また、低速域からのトルク特性が改善され、街乗りや高速走行でも滑らかな加速フィールを実現。大型ボディでもストレスなく運転できる性能が期待されています。

静粛性・乗り心地の進化

電動モーター駆動の特性により、発進時や低速走行時の静粛性は大幅に向上。
さらに、サスペンション構造も新設計され、段差や路面の衝撃をしなやかに吸収します。
まさに「移動する高級ラウンジ」と呼ぶにふさわしい快適性が実現されるでしょう。

安全装備：プロパイロット2.5を搭載へ

新型エルグランドでは、日産の最新運転支援システム「プロパイロット2.5」の搭載が有力です。
これは高速道路でのハンズオフ運転や自動車線変更をサポートする先進機能で、長距離ドライブ時の負担を大幅に軽減します。

プロパイロット2.5：ハンズオフ走行対応（条件付き）
インテリジェントルームミラー＋360°カメラ
衝突被害軽減ブレーキ（インテリジェントエマージェンシーブレーキ）
アダプティブLEDヘッドライト＋歩行者検知システム

走行安定性とボディ剛性の強化

プラットフォームは、日産の最新「CMFプラットフォーム」をベースに進化。
ボディ剛性を高めながら軽量化を実現し、コーナリング性能や高速安定性を向上しています。
これにより、従来よりも快適で安全な走行フィールを実現できるでしょう。

まとめ：
新型エルグランドは、第3世代e-POWERによる力強い走りと、プロパイロット2.5による高度な安全性能を両立。
まさに「静粛・快適・高性能」の三拍子が揃った電動ラグジュアリーミニバンとして、再び存在感を示すモデルになるといえます。

アルファードとどう違う？新型エルグランドの競合比較と購入ポイント

新型エルグランドがフルモデルチェンジを迎える最大の理由は、「アルファード／ヴェルファイア」に再び挑むためです。
長年トヨタ勢が独占してきた高級ミニバン市場に、日産が本格的に再参入する形となります。では、どのような違いがあるのでしょうか。

ライバル車とのスペック比較

項目	新型エルグランド（予想）	アルファード（現行）
全長×全幅×全高	4950×1850×1950mm	4995×1850×1935mm
パワートレイン	第3世代e-POWER（1.5L VCターボ＋モーター）	2.5Lハイブリッド（E-Four）
駆動方式	FF／4WD	FF／E-Four
燃費（WLTC）	17〜19km/L（予想）	16.5km/L
主な特徴	静粛性・電動加速・先進運転支援	内装の豪華さ・ブランド力