エルグランド フルモデルチェンジ サイズ・内装・発売日まとめ

目次

エルグランド フルモデルチェンジの概要と発売時期

日産の高級ミニバン「エルグランド」が、ついにフルモデルチェンジを迎えようとしています。現行モデルE52型は2010年に登場しており、実に15年ぶりの大刷新。長年のユーザー待望のニュースです。

新型エルグランドは、日産の新世代デザイン哲学「エモーショナル・ジオメトリー」を採用し、力強さと洗練を両立したスタイルに進化する見込みです。また、日産のe-POWERハイブリッドシステムを搭載予定で、静粛性と燃費性能の両立も期待されています。

発売時期は2026年?開発スケジュールの最新動向

複数の業界筋によると、新型エルグランドの発売は2026年度中を目標に開発が進められています。日産は2025年内にティザー(先行発表)を行い、その後正式発表・発売という流れが有力です。

なお、2024年以降に国内ミニバン市場が再活性化しており、トヨタの新型アルファード/ヴェルファイア、ホンダのオデッセイ復活などが相次いでいます。その中で、エルグランドの存在感を取り戻すべく、日産は「静粛性・上質感・走行安定性」を徹底的に磨き上げているようです。

デザインの方向性とコンセプト

新型エルグランドは、外観デザインにおいても大きな変化が予想されています。フロントグリルは現行よりもさらに大型化し、横基調のメッキバーと新しいLEDシグネチャーランプを組み合わせた高級感のある仕上がりがリーク画像から確認されています。

また、ルーフラインはやや低く、全体的に「低重心・ワイドスタンス」を強調。これにより、空力性能が向上しつつも、堂々とした存在感を演出します。内装についても、アリア譲りのデジタルコクピットや大型インフォテインメントディスプレイを採用し、先進性が際立つと報じられています。

搭載パワートレインとプラットフォーム

パワートレインには、日産独自のe-POWERシステム(1.5Lターボ+電動モーター)を採用予定です。これにより、電動走行の滑らかさガソリン車の航続距離を両立させる狙いです。

さらに、新型エルグランドには最新のCMFプラットフォーム(共通モジュール方式)が採用されるとみられます。これにより車体剛性が向上し、静粛性と乗り心地の両立が可能になります。

安全性能・運転支援システムも進化

安全性能の面では、日産のプロパイロット2.5の採用が有力視されています。高速道路でのハンズオフ運転や、渋滞追従支援機能などが強化され、ライバルを超える運転支援性能を実現するでしょう。

また、360°セーフティアシスト、衝突回避支援ブレーキ、後方検知警報などの装備も標準化される見込みです。家族での長距離ドライブでも、より安心して運転できるようになるでしょう。

まとめ:15年ぶりの進化がミニバン市場を変える

新型エルグランドは、単なるモデルチェンジではなく「プレミアムミニバンの再定義」を目指しています。デザイン・走行性能・安全性の全てを見直し、日産が培ってきた技術を結集した渾身のモデルとなるでしょう。

2026年の登場が現実味を帯びる中、次章では新型エルグランドのサイズを詳しく解説します。現行モデルE52型との違いを数値で比較し、その進化を明らかにします。

▶ 次:新型エルグランドのサイズ予想と現行モデル比較へ

新型エルグランドのサイズ予想と現行モデル比較

ここでは、新型エルグランドのボディサイズについて詳しく見ていきます。現行モデル(E52型)と比較しながら、全長・全幅・全高・ホイールベースの変化を整理します。

現行モデル(E52型)エルグランドのサイズ

まずは現行モデルの基本サイズを確認しておきましょう。E52型エルグランドは2010年に登場し、長年にわたって日産の高級ミニバンとして人気を保ってきました。

  • 全長:4,975mm
  • 全幅:1,850mm
  • 全高:1,815mm
  • ホイールベース:3,000mm

このサイズは、ミニバンの中でもややワイドで低重心な設計が特徴です。特に全高を抑えることで、安定した走行性能と高級セダンのような乗り味を両立していました。

新型(E53型予想)エルグランドのサイズ予測

2026年登場が期待される新型エルグランドは、デザイン刷新に合わせてボディサイズも一回り拡大する見込みです。以下は有力メディアやリーク情報をもとにした予測値です。

項目現行(E52型)新型(E53型予想)差異
全長4,975mm約5,000mm+25mm
全幅1,850mm1,880mm+30mm
全高1,815mm約1,850mm+35mm
ホイールベース3,000mm3,050mm+50mm

このように、新型では全長・全幅・ホイールベースが拡大する一方で、全高はやや低めに抑えられると予想されています。これにより、より「堂々としたスタンス」と「安定感のあるプロポーション」を実現します。

サイズ拡大の狙い:走行安定性と室内快適性の両立

日産は今回のモデルチェンジで、エルグランドの「ドライバーズミニバン」というポジションを再定義しています。サイズ拡大には次のような狙いがあります。

  • ① 室内長・室内高の拡大:3列目の居住性とラゲッジ容量を改善。
  • ② 走行安定性の向上:ホイールベース延長により直進安定性を強化。
  • ③ 高級感の演出:全長・全幅拡大によるワイド&ローな印象。

また、プラットフォーム刷新により車体剛性も高まるため、長距離走行時の静粛性や乗り心地の改善にもつながります。

低重心化で“ミニバンらしからぬ走り”を実現

新型エルグランドのサイズ拡大は単なる大型化ではありません。重心位置を低く保つことで、SUV的な安定感とセダンのような操縦性を両立する方向性です。

特にe-POWERモデルは、バッテリーを車体中央に配置することで重量バランスが最適化され、コーナリング時の揺れを抑える効果も期待されています。

デザイン面でのサイズ変化の影響

外観面では、全幅の拡大によってフロントマスクがよりワイドになり、グリルやライトの存在感が際立つデザインになるでしょう。全長の伸びはサイドラインにゆとりをもたらし、全体的に「高級サルーンのような印象」を与えます。

まとめ:新型エルグランドのサイズはプレミアム志向へ

現行モデルと比較して、新型エルグランドは「わずかなサイズアップ」に見えて、実際は走行安定性・高級感・室内快適性のすべてを向上させるための緻密な進化を遂げています。

次の章では、トヨタ・ホンダなどのライバル車とのサイズ比較を行い、エルグランドがどの位置づけにあるのかを詳しく解説します。

▶ 次:アルファード・ヴェルファイア・オデッセイとのサイズ比較へ

ライバル車とのサイズ比較(アルファード・ヴェルファイア・オデッセイ)

新型エルグランドのサイズをより深く理解するには、やはりライバル車との比較が欠かせません。ここでは、2025年時点での主要ライバルであるトヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」、そしてホンダ「オデッセイ」とのサイズを比較します。

主要ミニバンのサイズ比較一覧

車種全長(mm)全幅(mm)全高(mm)ホイールベース(mm)
エルグランド(新型 予想)約5,0001,880約1,8503,050
トヨタ アルファード(2024年型)4,9951,8501,9353,000
トヨタ ヴェルファイア(2024年型)4,9951,8501,9353,000
ホンダ オデッセイ(2025年型)4,8551,8201,6952,900

この表からわかるように、新型エルグランドはアルファード/ヴェルファイアをわずかに上回る全長を持ちつつ、全幅も拡大。全高はやや低めに抑えられると予想されています。

アルファード/ヴェルファイアとの違い

トヨタのアルファードとヴェルファイアは、ラグジュアリーミニバン市場で圧倒的なシェアを誇っています。しかし、エルグランドはそこに走行性能と静粛性の高さで勝負する戦略を取るようです。

  • エルグランドは低重心設計により、コーナリング時の安定感が高い。
  • ホイールベース延長で、直進安定性がさらに向上。
  • 全高を抑えることで、風切り音の低減にも寄与。

一方、アルファード/ヴェルファイアは室内高を重視した「ゆとりある空間」が強みであり、ファミリーユースや送迎用途に適しています。つまり、走り重視のエルグランド、快適性重視のアルファードという棲み分けが鮮明になりつつあります。

オデッセイとの比較:都会派ミニバンとの違い

ホンダのオデッセイ(2025年型)は、全長こそやや短いものの、都市部での取り回しやすさに定評があります。全高が1,700mm以下のため、立体駐車場にも対応できる点は大きなメリットです。

それに対し、新型エルグランドは「ハイウェイクルーザー」的な存在として設計されており、長距離移動や高速道路での快適性を重視しています。

エルグランドが勝るポイント

サイズ面でエルグランドがライバルを上回る点は以下の通りです。

  • ① ホイールベース延長による乗り心地の向上(3,050mm)
  • ② 全幅1,880mmのワイドボディ化で走行安定性を確保
  • ③ 全長5m級の堂々としたスタイリングで存在感アップ

特にホイールベースが長いことは、走行時の上下動を抑え、後席乗員の快適性に直結します。この点がエルグランドの大きな魅力です。

まとめ:ライバルを超える「上質さ」と「安定感」

数値上では大きな差がないように見えても、新型エルグランドのサイズ設計は非常に戦略的です。低重心・長ホイールベース・広い全幅という組み合わせにより、アルファード以上の安定感と上質な走りを目指しています。

日産はこのモデルで、単なる高級ミニバンではなく「走るプレミアムラウンジ」を実現しようとしているのです。

次の章では、これらのサイズ変化が実用性・走行性能・デザインにどのような影響をもたらすのかを詳しく解説します。

▶ 次:サイズ変化がもたらす実用性・走行性能・デザインへの影響へ

サイズ変化がもたらす実用性・走行性能・デザインへの影響

新型エルグランドのフルモデルチェンジによるサイズ拡大は、単なる数値上の変化ではありません。その裏には「高級感・安定感・快適性」をすべて両立させるという日産の戦略が隠されています。

1. 室内空間の進化:広さと上質感の融合

ホイールベースが3,050mmに延長されたことで、3列目シートの足元スペースが大幅に改善されます。特に、従来モデル(E52型)でやや狭いと感じられていた3列目のレッグスペースが約50mm拡大する見込みです。

また、天井高がわずかに上がることで、頭上空間にもゆとりが生まれます。これにより、長時間のドライブでも快適に過ごせる「ファーストクラス的空間」が実現します。

  • 室内長:約3,250mm(+50mm拡大)
  • 室内幅:約1,580mm
  • 室内高:約1,300mm

特に注目すべきは、新開発のシート構造です。より柔軟なクッション素材を採用し、振動吸収性能を向上。さらに、電動オットマンやリクライニング機能を備えた「キャプテンシート」も設定される可能性があります。

2. 走行性能の向上:低重心設計による安定感

新型エルグランドのサイズ設計で最も特徴的なのは、「ワイド&ロー」のボディバランスです。全幅を広げ、全高を抑えたことで、走行時の横揺れが軽減され、コーナリング性能も向上しています。

また、e-POWERシステムのバッテリーを車体中央下部に配置することで、低重心化を実現。これは、高級セダンに匹敵する安定感をもたらす重要な要素です。

さらに、最新のCMFプラットフォームを採用することで、ボディ剛性も約20%向上。静粛性と振動抑制性能が強化され、まさに「走るリビングルーム」と呼べる仕上がりになります。

3. 駐車・取り回し性能への影響

全長・全幅が拡大すると、気になるのが取り回し性能です。新型エルグランドは5m級の全長を持ちながらも、最小回転半径5.6m程度を維持すると予想されています。

これは日産の電子制御ステアリング技術「アクティブステア」により、低速時の舵角を最適化する仕組み。大型ボディながら、狭い駐車場でも扱いやすいのが特徴です。

また、最新のアラウンドビューモニターパーキングアシスト機能も標準化される見込みで、駐車時のストレスを大幅に軽減します。

4. デザイン面への影響:威厳と流麗さの両立

ボディサイズの拡大は、デザイン面でもプラスに働いています。全幅の拡大により、フロントフェイスがよりワイドで堂々とした印象に。加えて、低めの全高によって「流れるようなプロポーション」が際立ちます。

横から見ると、ルーフラインが後方にかけてわずかに下がる「ファストバック調シルエット」を採用。これは高級SUVにも通じるスタイルで、従来のミニバンとは一線を画す存在感を放ちます。

5. 実用性・快適性のトータルバランス

総合的に見て、新型エルグランドのサイズ拡大は、単に「大きくなった」というだけではありません。居住性・安定感・走行性能の全方位で進化しており、上級志向のユーザーに強く訴求する内容となっています。

  • ファミリーユースでもゆとりある3列目空間
  • 長距離ドライブで疲れにくい乗り心地
  • 取り回し性能を犠牲にしない設計

このように、エルグランドは「運転する楽しさ」と「快適な居住空間」のバランスを高次元で両立しています。

まとめ:エルグランドは再び“王者”へ

2026年に登場予定の新型エルグランドは、サイズの進化を通じて再び高級ミニバン市場の主役に返り咲く可能性があります。トヨタ勢の独走状態に一石を投じる存在として、日産が本気で挑む一台です。

堂々としたサイズ、低重心で安定した走り、上質な室内空間。すべてが一新された新型エルグランドは、まさに「プレミアムミニバンの完成形」と言えるでしょう。

登場が予定される2026年に向けて、今後の情報更新から目が離せません。


関連記事・参考リンク

▶ 次のおすすめ記事: 日産公式サイトで最新情報をチェックする